プリンセスガーデンでは、月齢を想定したお腹の大きさを感じながら試着ができる「マタニティパット」というものを着けていただいています。大きさが3種類あるので、当日にいちばん近いもの選び、お腹のふくらみをシミュレーションしながら衣裳を選んでいただきます。
ただ、実際にお腹がどのくらいの大きさになるかは明確にはわかりません。シミュレーションよりも大きくなることもあるので、ドレスはサイズに幅を持たせられるように、フリーサイズの編み上げタイプをおすすめするようにしています。また、最もサイズが大きい部分に合わせて衣裳を選ぶことになるので、それ以外はサイズ直しをしてフィットさせます。

安全のためにも無理に高いヒールをはかないよう衣裳をおすすめしています。お腹が大きくなるほど、ドレスの裾が持ち上がることになるので、通常より低めのヒールでも大丈夫なことも多いんです。歩き方のコツをつかんでいただくことも安全につながるので、試着の際に歩く練習を行ったりもしています。

いいえ、大丈夫です！実は和装はドレスよりもお腹の大きさが目立ちにくい面もあるんです。プリンセスガーデンでは打掛の下に着る掛下を上下セパレートのタイプでご用意しているのですが、これだけでもかなりお腹への負担が減るんですよ。

なるべく軽い衣裳を選んだり、着ている時間を短めに調整したりするとより安心してお召しいただけると思いますよ。

ご本人に問題なければもちろんどんな素材でもOKなのですが、軽い素材のドレスにすると身体への負担も少なくてよりいいと思います。例えばオーガンジーやチュールなど、透けるような素材のドレスがおすすめです。

重みのある素材のドレスならトレーンは短めにし、ベールを長くすればかなり軽くなると思います。

せっかくだからお腹を目立たせたい！という花嫁さんもいらっしゃいます。その場合はジョーゼットなど柔らかい素材のスレンダータイプやエンパイアシルエットのドレスがおすすめです。

私たちがおすすめしている、マタニティの花嫁さんやお腹の赤ちゃんに優しいドレスの着せ方があります。まず、ドレスの内側についている太いゴムのウエストベルトは使わないこと。このベルトはドレスをしっかり固定して落ちてこないようにするためのものなのですが、かなり圧迫感があるんです。
 
同じく、ウエスト部分のホックを止めないこと。ウエスト位置は最もサイズが大きくなる箇所なので、このホックは無理に使わずに着ていただきます。