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挙式の意味と式次第について知ろう 仏前式編
投稿日:2023-03-24 / カテゴリー: 準備・打ち合わせこんにちは、ハマ婚なび・コンシェルジュです!
仏前式とは仏教の教えに則って行われる挙式です。知る人ぞ知る挙式とも言えますが、仏教の考え方は日本人の習慣に深く根付いているので、その中身を知ると想像以上にふたりの心にしっくりくるかもしれませんよ。この記事では、仏前式とはどんな挙式なのかを詳しく解説します。
《目次》
仏前式の持つ意味とは?
仏前式は仏と先祖の霊に感謝をこめて結婚の報告と夫婦の誓いを行う挙式です。仏教には「輪廻転生(生まれかわり)」の思想があり、縁の深い人とは来世でも結ばれると考えられているので、挙式でも現世だけでなく来世までの結びつきを願います。「生まれ変わっても一緒に」という考え方は仏教の思想から来ているんですね。
挙式の流れ
本来は菩提寺(一族代々の位牌が納められた寺)で行う仏前式。新郎新婦どちらかの自宅の仏間で行うこともあります。宗派によっても儀式や式次第は異なりますが、多くの寺院で行われているのは以下のような内容です。
入堂(にゅうどう)
親族が先に着席をし、その後で新郎新婦が着席します。
敬白分朗読(けいびゃくぶんろうどく)
司婚者が仏前に、新郎新婦が夫婦になることを報告する「敬白文」を読み上げます。
念珠授受(ねんじゅじゅよ)
司婚者が新郎には白い房の付いた念珠(数珠)を、新婦には赤い房の付いた念珠を授けます。
<豆知識>
念珠は仏教徒の印。それを授かるとはつまり仏弟子になるという意味があります。そのため、仏前式ではもっとも大切にされている儀式です。
指輪交換(ゆびわこうかん)
結婚指輪の交換を行います。仏前式では必須の儀式ではないため式次第に含まれていないこともありますが、希望すれば行うことができます。
誓約の辞(せいやくのじ)
司婚者が新郎新婦それぞれに結婚の誓いを問いかけ、新郎新婦は「誓います」と答えます。
新郎新婦焼香(しんろうしんぷしょうこう)
司婚者の焼香に続き、新郎新婦が焼香します。
<豆知識>
どうしても葬儀のイメージが強い仏教。特にお焼香があることに驚く人も多いかもしれません。本来、焼香には仏様へのお供えものという意味があるそうで、いい香りを漂わせることが仏を敬うことにつながるとか。また、心身のお清めの意味もあるそうです。
式杯(しきはい)
「三三九度(さんさんくど)」とも呼ばれます。僧侶が杯に注ぐお酒を新郎新婦が交互に3回で飲み干していきます。まずは小杯で新婦→新郎→新婦、続いて中杯で新郎→新婦→新郎、大杯で新婦→新郎→新婦の順です。(神前式とは逆の順番)
<豆知識>
三々九度は平安時代から行われている「杯事(さかずきごと)」が源流。同じ器からお酒を飲むことで強いつながりが生まれると考えられてきました。自宅での結婚式には欠かせない、日本の婚礼の象徴とも言うべき儀式です。神前式にも仏前式にも含まれるのはそのため。明治の開国で西洋にならって仏前式や神前式などの宗教的な結婚式が創始されたのですが、そこに日本の古来からの儀式が加えられたわけです。
司婚者法説(しこんしゃほうせつ)
司婚者が仏教における結婚の意味を説き、新郎新婦に祝福の言葉を述べます。
合掌礼拝(がっしょうらいはい)
参列者を含む全員でご本尊に向かい、合掌、礼拝します。
退堂(たいどう)
まず司婚者が、続いて新郎新婦が退堂します。その後参列者が退堂します。
実は仏前式は結婚式場などではほとんど行われていません。選択するのは両家のどちらかに仏教関係者がいるケースがほとんどだからです。菩提寺以外でも広く一般に結婚式を受け入れている寺院もあるんですよ。ハマ婚なびでは、系列のフォトスタジオ「momona」による寺院での もご提供しており、衣裳や撮影も含めておまかせいただけます。
もちろん他の挙式スタイルのご要望にもお応えいたします。
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