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    挙式の意味と式次第について知ろう 神前式編

    投稿日:2023-03-10 / カテゴリー: 準備・打ち合わせ 

    こんにちは、ハマ婚なび・コンシェルジュです!

     

    日本ならではの挙式として長きにわたって行われている神前式。祖父母の方々の世代では最も一般的な挙式スタイルだったため、世代を超えて親しみを覚える挙式だと言ってもいいでしょう。厳粛な雰囲気や和の結婚式を希望して神前式を選んだものの、親族のみで行われることも多いため列席したことがないという方もいるのでは? この記事では、神前式とはどんな挙式なのかを詳しく解説します。

     

    神前式の持つ意味とは?

    神前式とは、日本固有の民族信仰である神道(しんとう)のしきたりに則って行われる挙式です。明治33年に大正天皇(当時は皇太子)のご婚儀が皇居の賢所で行われ、それを機に民間でも神前での挙式が行われるようになり、戦後には一般庶民にまで広がりました。

     

    神社だけでなく、ホテルや専門式場などのウェディング会場でも神殿を設けて挙式を行っていますよね。実はこれらの神殿も、神社からご神体をお移しする儀式を行うなど、正式な段取りを経て挙式が行われているんですよ。

     

    神前式では本人だけでなく両家の親族全てが関係を結ぶという考えが根底にあります。そのための儀式も式次第に含まれるのも日本らしい点かもしれません。

    箱根神社

    挙式の流れ

    神社で行う場合も、ウェディング会場で行う場合も基本的に挙式の内容は同じです。一般的な挙式の式次第は以下のような内容です。

     

    入場

    親族が先に着席をし、その後で新郎新婦が着席します。

     

    修祓(しゅばつ)

    司式を行う斎主(さいしゅ)が神殿内や列席者を祓い清めます。

     

    祝詞奏上(のりとそうじょう)

    斎主が神様に「祝詞(のりと)」を読み上げて祈ります。

     

    <豆知識>

    祝詞には新郎新婦が結婚することを報告し、ふたりの幸せを願う言葉が盛り込まれています。居住地や名前も書かれていて、古い言葉遣いですがしっかりと読み上げられるのがわかりますよ。

     

    三献の儀(さんこんのぎ)

    「三三九度(さんさんくど)」とも呼ばれます。神前に供えたお神酒(みき)を大中小3枚の杯で新郎新婦が交互に飲み干していきます。まずは小杯で新郎→新婦→新郎、続いて中杯で新婦→新郎→新婦、大杯で新郎→新婦→新郎の順です。

     

    <豆知識>

    三献の儀は日本酒で行いますが、日本では古来から儀式においても米を大切なものとし、米でできた酒や餅を儀式で使用してきました。そんなお酒を同じ器から分け合って飲むことで強いつながりが生まれると考えられてきたんです。

     

    お酒は苦手、飲めないという方もご心配なく。注がれるのはほんの少しですし、飲み干さず口をつけるだけでも構いません。念のため事前に「お酒に弱いので」と伝えておくようにしましょう。

    誓詞奏上(せいしそうじょう)

    結婚の誓いを神様に読み上げ、お伝えします。

    玉串奉奠(たまぐしほうてん)

    榊の枝に「紙垂(しで)」と呼ばれる紙片をつけた「玉串」を神前に捧げます。玉串を右回りで神様のほうに向けて、神前の台に置いたら、二礼二拍手一礼で拝礼します。新郎新婦に加えて、媒酌人夫妻や両家代表が行うこともあります。

     

    <豆知識>

    挙式の中で最も大切な儀式がこの玉串奉奠とされています。玉串は神様の依り代となるものです。

    指輪の交換

    結婚指輪の交換を行います。神前式では必須の儀式ではないため式次第に含まれていないこともありますが、希望すれば行うことができます。

     

    親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)

    「両家固めの杯」とも呼ばれます。新郎新婦と両親をはじめとする親族一同が杯に注がれたお神酒を同時に飲み干します。

     

    <豆知識>

    これも三献の儀と全く同じ意味からきており、両家が同じ器からお酒を分け合って飲み合い、強いつながりをつくる儀式です。友人など親族ではないゲストが列席している場合は、この儀式には基本的に参加しません。

    次の2つの儀式は神社やウェディング会場の施設・設備によって行えるかどうかが異なります。希望する場合は事前にできるかどうかを確認しておきましょう。

     

    参進(さんしん)

    参列者が列をつくり、挙式を行う社殿に向かって境内を練り歩きます。雅楽の演奏とともに進行することもあります。

     

    神楽奉納(かぐらほうのう)

    神にささげる奏楽や巫女舞が行われます。演奏する楽人の編成や舞の種類は神社によって異なります。

    日本の花嫁のイメージはやっぱり白無垢。でも、神前式は白無垢限定ではなく、色打掛や黒引き振袖で挙式に臨むこともできますよ。古式ゆかしく装いたい、モダンな和装花嫁になりたいなど、コーディネートも気になるポイントですよね。和装も充実したドレスショップが運営するハマ婚なびなら、会場探しと衣裳選びのWサポートもおまかせ!和婚をご希望の方もお気軽にご連絡くださいね。

     

    もちろん他の挙式スタイルのご要望にもお応えいたします。

     

    代表的な4つの挙式スタイルについてまとめて読みたいならこちらの記事で

    会場選びの前に知っておこう4つの挙式スタイルとその内容

    横浜花嫁の結婚式場探しは

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